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ドッグスクールのご案内
木下動物病院ドッグスクールのご案内
| 開催時間 | 12:30~13:30 (日程は以下参照) |
|---|---|
| 場所 | 当院待合室 |
| 費用 | 2000円/頭 |
※ 参加可能人数は各クラス7頭前後まで。申し込み先着順となりますのでお早目にお申し込み下さい。
子犬のしつけ教室は全6回を順番に繰り返しています。どこのクラスからも参加可能です。
しつけ教室で経験したことは、継続することで定着しその効果を発揮します。
より充実した成果を得るためにも、全てのレッスンを通して受講しましょう!
※クリックしますと大きいサイズでご覧になれます。(PDFファイル)
日頃与えているドッグフードやおやつ、おもちゃを持参ください。
首輪とリードを付けてコントロールできる状態でご参加ください。
1.当院で診察を行っていること。
2.混合ワクチンを1回以上接種していること。
3.検便を行っていること。
※当日は10分前までにお集まりください。
※参加費用は申し込み時に集金いたします。
※教室の内容&日程は以下をご覧ください。
子犬のしつけ教室
次回の子犬のしつけ教室は2月12日です!

| 実施場所 | 参加日 | ||
|---|---|---|---|
| 1 | ◇抱っこされても平気になろう 犬とのコミュニケーションの基礎であるホールディングの練習をしましょう。 |
待合室 | 1/8(日) |
| 2 | ◇将来出会う人・音・物に慣れましょう 掃除機、サイレンの音や白衣を着た人など、苦手になる前に慣れる練習をしましょう。 |
待合室 | 1/22(日) |
| 3 | ◇子犬との理想的な生活 毎日の子犬との過ごし方について学びます。 (おもちゃ遊びをした、甘噛みの制御についても学びます) |
待合室 | 2/12(日) |
| 4 | ◇子犬が安心できるスペースを作りましょう お留守番、お出かけの時に必要となるハウスの練習をします。(トイレトレーニングの方法も学びます) |
待合室 | 2/26(日) |
| 5 | ◇犬は自分の名前を知っている? ・名前を呼んでこっちを向く練習をしましょう。 ・呼ばれた人の所に、キチンと来るように練習をします。 |
待合室 | 3/11(日) |
| 6 | ◇楽しいお散歩のために お散歩することの重要性、お散歩のコツを学びます。 |
待合室 | 3/25(日) |

麻布大学介在動物学研究室(旧動物人間関係学研究室)にて博士号を取得後、人と動物の関係に関する専門家の育成・普及を目指し、株式会社Animal Life Solutionsを設立し、飼い主教育を目的としたしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」の企画・運営を行いながら、トレーナーとしても指導にも携わっている。
2009年には世界的なドッグトレーナーの資格であるCPDT-KAを取得。
成犬のしつけについて
「犬の問題行動」とは?
犬の問題行動とは、「飼い主が問題と思う犬の行動」、「飼い主の資産(家具など)や動物自身を傷つける行動」と定義されています。要するに、その問題となる行動が犬にとって正常な行動でも異常な行動でも、飼い主が問題と感じてしまえば問題行動となります。
例えば、同じ犬種、同じ性別、同じ年齢で、同じように来客・配達員に吠える犬を飼っているAさんとBさんがいるとします。Aさんは、一軒家で犬と一緒に暮らしていて、泥棒や不審者から家を守るために犬を番犬として飼っています。Aさんのような目的や飼育環境で犬を飼っている場合、家に誰かが入ってきたときに吠える犬の行動は、Aさんにとって不審な人を追い払うための望ましい行動になります。一方Bさんは、家の中で大きな音を立てると、近所迷惑になってしまうような集合住宅で暮らしていて、家族の一員として犬を飼っています。Aさんとは異なった目的や飼育環境で犬を飼っているBさんにとって、家に誰かが入ってくる度に犬が吠えていては近所迷惑になってしまい、Bさんにとって犬の吠え声は、非常に困った行動になってしまいます。
Aさんが飼っている犬も、Bさんの飼っている犬も、 「来客・配達員が家に来る」→「吠える」といった、同じ状況で同じ行動をしているはずなのに、それぞれの飼い主さんの飼育目的や飼育環境によって、飼い主さんにとって望ましい行動となり好まれる場合もあれば、飼い主さんにとって困ってしまう問題行動となり、受け入れられなくなってしまう場合があります。
このように、犬の行動が問題行動と判断されるかどうかは人側の価値観や考え方によって大きく左右されるため、問題行動が生じる要因も多岐に渡ります。
問題行動はなぜ起こるの?
原因① 犬が飼い主にとって不適切な学習をしてしまった
「来客が来たとき」、「インターホンがなったとき」などに過剰に吠えてしまう犬がいます。犬にとって普段自分が生活している家の中は縄張りであり、そのような縄張りに見知らぬ人が入ってくれば、犬は本能的に吠えます。来客者は用事が済んだため帰ったのですが、犬は「自分が吠えたことで来客者を追い返した」と勘違いしてしまい、「自分が一生懸命吠えれば来客を追い返すことができる!!」と学習してしまい、来客者に対して過剰に吠えるようになってしまうことがあります。
原因② 社会化期の経験不足
生後3週齢から12週齢は社会化期と呼ばれていて、自分以外の犬や動物、また、さまざまな場所などに対する愛着が形成され始めるため、この時期の経験が将来の性格に大きく影響します。そのため、
・ 生後3週齢ほどで母親や兄弟から引き離されて飼い主のもとに来た
・ ワクチン接種の関係で、生後12週齢までは家から一歩も出たことがない
・ ワクチン接種以後も、飼い主さんが仕事で忙しいためほとんど散歩にも連れて行ってもらったことがない。たまに行く散歩の時間帯も誰もいない静かな夜遅い時間にしか行かない
などといった育てられ方をした犬は、社会化期の時期に限られた場所でしか生活していないため、大人になってから「飼い主以外の人」、「初めて行く場所や見るもの」、「他の犬」に対して極度の恐怖心を持つようになることがあります。
原因③ 犬が生まれつきもっている遺伝的な要因
ボーダーコリーには、散歩中に走っている車やバイク、自転車をみると、過剰に興奮して追いかけようとする問題行動が多く見られますが、このような問題行動にはその犬種が生まれながらに持っている本能(遺伝)が原因となることがあります。
ボーダーコリーは、羊たちを別の場所に移動させるための統率犬として改良されてきました。統率犬は、家畜を追いかけながら噛みつくと、群れ全体がまとまって追い立てられた場所に移動します。このような、家畜の習性を利用して作り出された統率犬には、獲物を追いかけて噛みつくといった能力が求められ改良されてきたことから、狩猟本能を非常に強くもった犬種が作り出されてきました。羊を統率するために作り出されたボーダーコリーも、一般的に狩猟本能が生まれつき強いため、走っている車やバイク、自転車などを見ると追いかけずにはいられないのです。
このように、人によって作り出されてきた犬種の違いによって、その犬種の目的に応じて強められてきた行動(ボーダーコリーであれば獲物を追いかけて噛みつく)が遺伝的に受け継がれ、これらの遺伝的要因が犬種に特有な問題行動の原因となることがあります。
イングリッシュ・スプリンガースパニエルや、イングリッシュ・コッカスパニエルといった犬種では、「突発性攻撃行動」と呼ばれる攻撃行動を示す個体がいます。突発性攻撃行動は、何の前触れもなく突然攻撃を仕掛けてくることが特徴的で、遺伝的要因が疑われています。突発性攻撃行動は、しつけやトレーニングだけでは改善が非常に難しく、行動治療と同時に薬物を用いて治療を行うことがあります。
原因④ 病気による行動の変化
トイレに関する問題行動には、トイレトレーニングの失敗による不適切な学習が原因となって生じることもありますが、病気が原因でトイレを失敗してしまうこともあります。例えば、膀胱炎という病気になってしまうと、決められたトイレの場所に行くまでおしっこを我慢できず、いろいろな場所で排尿をしてしまったり、おしっこをするときに痛みを伴うため、おしっこの回数が増えてしまいます。
病気が原因となって生じる問題行動の場合、病気のときにいくらしつけをしても問題行動は改善されないどころか、病気の進行に伴ってますます問題行動がひどくなってしまいます。このように、問題行動には病気が原因となって生じることもあるため、問題行動が生じたときにしつけの失敗だけを疑うのではなく、病気の可能性も考え獣医師に相談することが非常に重要となります。
原因⑤ 性ホルモンの影響
犬は、雄で生後6~10ヵ月の間、雌で生後6~18ヵ月の間に性成熟をします。性成熟に伴い、特に雄犬では性ホルモン(雄の場合アンドロジェン)が影響して、それまでの子供っぽい性格から雄犬に特有な行動がみられはじめます。性成熟した雄犬は、雄犬同士の攻撃性が高まったり、マウンティングの回数や縄張り意識が強まることで尿マーキングの回数が増えたりします。ホルモンの影響によって雄犬の攻撃性が高まる時期は、性成熟に達した生後1年から2年の間で多くみられます。
このように、特に雄犬では性ホルモンが影響して生じる問題行動があり、早期の去勢手術によってその問題行動を予防することもできます。しかし成犬になってから、一度攻撃的になった行動は学習が関係して習慣的になっている場合もあるため、攻撃行動における去勢の効果は50~60%と、去勢だけでは完全に改善することができるわけではなく、問題行動の改善プログラムが必要になります。
このように、犬の問題行動は非常に多くの要因が複雑に絡み合って生じるため、症状によっては飼い主さんの力だけで対処することは非常に困難となり、専門家による行動療法や、獣医師による医療的処置が必要となってきます。そのため、一度問題行動が見られたら必ず問題行動治療の専門家に相談することをお勧めします。
ここで重要となってくるのは、どのような専門家に相談するかということです。上述したように、問題行動の治療は、その発症要因の複雑さから必ずしもしつけによってその問題が解決するとは限りません。「しつけ」や「トレーニング」というのは、あくまでも問題行動の予防にすぎず、治療を目的とする場合、問題となる行動を客観的に評価し、系統立てた治療のプログラムを立てる必要もあります。専門家を選ぶ際も、予防としての「しつけ」と、治療としての「行動治療」をしっかりと区別して考えられている方を選ぶと良いでしょう。また、グループで行うしつけ方教室は、あくまでも「問題行動の予防」だったり、人と生活する上でのルールを飼い主と犬が学ぶクラスです。そのため、もし愛犬の問題行動で悩んでいるのであれば、個別で対応してくれるレッスンをお勧めします。
詳しくは、当院にて獣医師にお尋ねください。トレーナーをご紹介します。







